「うちの社員はやる気がない」――本当にそうでしょうか?
ココロ:
「最近、職場の人たちのやる気が感じられなくて…。“言われたことだけやる”みたいな空気がつらくなるときがあるのよね。」
アキ:
「それ、すごく多くの職場で見られる現象ね。でも実は、“やる気がない”って、ただそう見えてるだけかもしれないわ。」
ソウ:
「人ってね、本気で“欲しい”って思ったときには、ものすごい行動力を出せるんだよ。つまり、やる気が“ない”んじゃなくて、“引き出されてない”だけなんだ。」
「言われたことしかやらない」
「言ったことすらちゃんとできない」
そんなふうに嘆く社長の声をよく耳にします。
でも、
ちょっと立ち止まって
考えてみてください。
本当に、“やる気のない人”なんて存在するのでしょうか?
コンテンツ
◆ 宝くじ3億円が当たっていたら?
ある人が、
数か月前に買っていた
宝くじの存在をすっかり忘れていて
ふと引き出しの奥から
くしゃくしゃになった券を発見します。
「そういえば買ってたなぁ…」
と何気なく当選番号を
調べてみると――
なんと、
3億円の当選くじだった!
ところが
問題がひとつ。
換金期限は“今日まで”。
しかも
外は台風直撃、
交通機関は全てストップ。
さて、
その人はこう言うでしょうか?
「交通機関が止まってるし、もうあきらめようかな…」
「風が強いし、やる気出ないし…」
あなたなら、どうしますか?
――おそらく、
絶対にそうは言わないはずです。
・タクシーを探す
・走って向かう
・SNSで助けを求める
・誰かに車を出してもらう
・なんなら自転車を借りる
“手段がある限り、全部試す”でしょう。
このとき、その人の中には、
疲れも迷いも吹き飛ばす
爆発的な行動力と集中力
が生まれています。
◆ やる気は「ない」のではない。「引き出されていない」だけ
この話が教えてくれるのは、
人は本来、
ものすごいやる気と行動力を持っている
という事実です。
ただそれが、
まだ“引き出されていない”だけ。
「本気で欲しい」と思える目標
「手に入れたい未来」が明確
になったとき、
人は自ら動き出すのです。
つまり、
社員にやる気がないのではありません。
会社での仕事や目標が
“3億円級の価値”に
見えていないだけなのです。
◆ 社員のやる気を引き出す「本気の旗」は立っているか?
人が本気で動き出すには
その行動の先に
“意味”や“目的”が必要です。
もし、
社員の目の前にある仕事が
「単なる作業」
「評価のためのノルマ」
に見えているなら
心からのやる気は生まれません
だからこそ、
まず問うべきは――
社長自身の中に“燃えるような使命”はありますか?
その想いが、社員に届いていますか?
◆ 会社全体が熱くなる「3億円級の目標」を持とう
人は、
自分の人生をかけて
追いかけたいと
思える目標を持ったとき
本来の行動力を発揮します。
社員も同じです。
・自分の仕事が誰かの人生を変えていると実感できる
・会社が目指す未来に、自分の価値が必要だと思える
・社長が本気で向かっている姿に心が動く
そんな職場なら、
「やる気がない」
なんて言葉は自然と消えていきます。
◆ すべての社員には“本気になる力”がある
社員一人ひとりの中に
すでに行動力も
やる気も
可能性も備わっている。
それを
どう引き出すかは
会社のビジョンと社長の在り方
にかかっているのです。
だからこそ、
「社員が動かない」と嘆く前に、
「会社として、どんな未来を目指すのか?」
を見直してみてください。
社員のやる気を変えるのは
「人を動かす仕組み」だけではなく
人の心を動かす“熱”なのです。
アキ:
「社員のやる気を変えるには、まず会社やリーダー自身が“本気の旗”を立てることが大事なのよ。」
ココロ:
「社員一人ひとりに“本気になれる理由”を届けられたら、やる気って自然に湧いてくるのかもしれないね。」
ソウ:
「うん。やる気はコントロールするものじゃなく、“信じて引き出すもの”。組織の未来を本気で描いたとき、社員はそれに自然と向かっていくよ。」