一人一宇宙という考え方
ココロ
「ねぇアキさん、
“一人一宇宙”ってどういう意味?
なんだかスピリチュアルな響きだけど…。」
アキ
「ココロちゃん、それはね、
『自分が体験している現実は、自分だけの宇宙』
っていう考え方なの。
人の数だけ宇宙があって、
それぞれが違う視点・価値観・経験で
形作られているのよ。」
ソウ
「つまり、同じ出来事でも、
人によって見え方も感じ方も
全く違うってこと。
これは心理学や脳科学、量子物理学の視点
からも説明できるんだ。」
コンテンツ
1. 心理学的視点 ― 世界は内面の投影
私たちは五感から得た情報を
脳内に電気信号として受け取り
さらに、
過去の経験・価値観・思い込みなど
と統合して判断している。
それはまるで
脳内のスクリーンに映し出して
それを見ている体験を
実際の体験だと思っている。
仏教では「唯識」という考え方があるが
それは
「すべての現象は、私たちの心が
生み出したものに過ぎない」
というものであり、
客観的な世界は存在せず、
私たちが認識している世界は、
私たちの心が生み出したものだ
と考えます。
だから、外にあるようで
全ては自分の内面の問題であり、
内面が変われば、現実の見え方も変わる
ということになるわけです。
2. 脳科学的視点 ― 脳は自分が信じる世界を優先する
私たちの脳は
降り注ぐ情報に対して
容量がとても少ない。
だから、
脳は外界の情報を
すべて正確に受け取るのではなく、
重要だと信じたものだけを認識します。
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この取捨選択は、認知バイアスといって
過去の経験や信念によって決まります。
さらに脳は
現実と想像を明確に区別できないため、
意識的なイメージや選択が
神経回路を書き換え、
現実の行動や結果に影響します。
これを
うまく使って記憶の書き換えを
行っていくことを伝えています。
3. 量子力学的視点 ― 観測が現実を確定する
量子力学には
「観測者効果」があります。
観測することで現象が確定する
というこの法則は、
私の意識が現象に影響を与えている
ことを示しています。
つまり、
「私が世界をどう観るか」が、
そのまま体験する現実を決めているのです。
4. 一人一宇宙の定義
こうして
心理学、脳科学、量子力学から
私の意識で作り上げた世界を
私たちは脳内で体験している。
このようにも言えるわけで
-
私はこの宇宙の唯一の観測者であり創造主
-
他者も自分の宇宙の中で出会う、別の宇宙を持つ存在
-
すべての出来事は自分の内面状態を映し出す鏡
『自分の宇宙に実在するのは自分だけ」
とも言えて
自分への否定などあるはずがないと
言えるでしょう。
5. 実践ステップ
-
気づく
「今起きていることは、自分の内面の投影である」と認識する -
観察する
出来事や感情をジャッジせずに観察する -
書き換える
望まない現実の裏にある思い込みや価値観を発見し、望む形に修正する -
選び直す
望む現実を意識的に選び、そのイメージを日常で強化する -
委ねる
結果をコントロールしようとせず、宇宙(自分の無意識)に任せる
6. 一人一宇宙がもたらす生き方の変化
-
責任の主体化「自分の宇宙は自分が作っている」という前提に立てば、外のせいにしなくなる
-
敵が消える:他人も自分の宇宙の一部と理解できるので、対立が薄れる
-
創造的になれる:「自分が見たい世界」を意識的に選び、創り出せるようになる
まとめ
ココロ
「なるほど…一人一宇宙って、
ただのスピリチュアルじゃなくて、
心理学や科学からも説明できるんだね。」
アキ
「そう。
自分の内面が世界を
映し出しているって分かれば、
外を変えようとするよりも、
自分の中を整えることが先になるのよ。」
ソウ
「そうすれば、
無敵の生き方や中道の視点も
自然と身につく。
結局、
自分の宇宙をどうデザインするかは、
自分の選択次第なんだ。」
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