心の力をつけるとは?
〜願いを実現するために、脳と心をどう使うか〜
心のことを理解するために
意識のことについて解説してみますね。
ココロ
アキさん、
また目標を立てたんだけど、
全然続かないんです…。
私、意志が弱いのかな?
アキ
うん、
それは意志が弱いせいじゃないよ。
実はね、心には
「変わりたい」と願う部分と、
「変わりたくない」と抵抗する部分の、
2つの力がせめぎ合ってる状態なの。
ココロ
それってもしかして…無意識の力ってやつ?
アキ
そうそう。
今日は、
「心の3つの層」と「脳と心の使い方」
を解説しながら、
どうやって願いを
現実にしていくかを一緒に見ていこうか。
■ 人の心は三層構造でできている
私たちの「心」は、
次の3つの層で構成されています。
①顕在意識(表層/3%)
私たちが意識できる、
いわゆる「理性」や「建前」の領域です。
-
「学ぶ」「考える」「願う」などの活動を担う
-
建設的な目標を設定できるのもこの部分
-
ただし、全体のわずか**3%**しか使えていない
この顕在意識に
正しい知識を入れることが、
無意識に振り回されない鍵となります。
②② 潜在意識(深層/97%)
自覚できない“心の大部分”がここにあります。
「習慣」や「思い込み」、「本音」の領域です。
-
過去の記憶・習慣・思い込みの格納庫
-
思考や行動を自動的に決めている無意識の力
-
多くの人が、この領域に支配されて生きている
この中身が、今後あなたが体験する
現実をつくると言われています。
自分を肯定的にとらえている記憶や
自分を否定的にとらえている記憶が
混在しています。
▼ 関連記事:
・[思い込みの作られ方]
③生命の本質(根源)
この部分は、
すべての人に共通する“生きる力”の源泉。
-
愛と向上心の塊
-
個人差はなく、いつも“もっと良くなりたい”と願っている
-
ただし、日常では潜在意識に押さえ込まれ、表に出にくい
ここには、個人差がなく
ピカピカの前向きな要素しか
ありません。
普段は控えめなのですが、
災害や危機的状況など、
切羽詰まったときにこの力が湧き上がり、
奇跡的な能力や行動力を発揮することもあります。
■ 潜在意識と顕在意識の違い
潜在意識は
「今までと同じが安心」
と考えます。
たとえそれが
苦しい現実だったとしても、
慣れていることが
一番安全と思っているのです。
残念ながら・・・
一方、
顕在意識は
「もっとこうなりたい」
と目標を掲げます。
ここで生まれるのが、
認識の不協和
です。
-
顕在意識は「よくなりたい」
-
潜在意識は「変わりたくない」
この葛藤によって、不安や恐れ、抵抗感が生まれます。
👉 関連記事:
・[目標を設定すれば不協和が生じる]
■ 心の力をつけるとは?
ここで大切なのは、
不協和を「苦」として
避けるのではなく、
脳の活性化=願望実現のエネルギー
として捉えることです。
✨心の力を持つ人とは
-
不協和から逃げず
-
目標に到達することだけ考え
-
できるまでやり続けられる人
最初からできる人はいません。
それでも、「人の心の仕組み」を理解し、
意識的に取り組める人は、
過去の延長線ではない未来を
描くことができるのです。
■ メンターとともに、心を整える
習慣や無意識に
取り込まれていては、
なかなか一人では
心のクセに気づけません。
だからこそ、
心の構造と使い方を熟知した
メンターの存在が重要になります。
あなたの願いを支え、
あなた自身の“心の力”を
引き出してくれる人。
それが、メンターです。
▼関連記事:
・[思い込みってどうやってできるの?]
・[問題解決をし、目標達成に直結する4つのステップ]
🌟まとめ
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心は【顕在意識】【潜在意識】【生命の本質】の三層構造
-
顕在意識(3%)で目標を設定し、潜在意識(97%)を整えることが重要
-
心の力をつけるために不協和は“成長のサイン”と捉えよう
-
自分の無意識を乗り越えるには、メンターの存在が心強い味方になる
ココロ
でも、なんだか少しホッとしたよ。
頑張れない自分がダメなんじゃなくて、
“無意識の抵抗”って仕組みだったんだね。
アキ
そうなのよ。
だからこそ、
心の仕組みを理解して、
顕在意識から潜在意識に働きかける力
が大切なの。
ココロ
うん、
それって一人で気づけないからこそ
「メンター」の存在が必要なんだね。
アキ
そう。
メンターは、あなたの願いを
心の深いところから
支えてくれる存在なんだよ。
そうやって心の力をつけていこう。
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