メンターの数珠つながりが組織を発展させる
ココロ
「ソウさん、うちのチーム…最近、
なんだかやることがチグハグで、
いまいち結果がついてこないというか…
みんな頑張るやる気はあるのかな?」
ソウ
「それは“やる気がない”んじゃなくて、
“無意識に見ている方向”が
バラバラになってる状態かもしれないね。」
アキ
「人って、
実はその人が“何を思っているか”
によって進む方向が決まってくるのよね。」
ソウ
「そう。
人の脳は、
“無意識に常に見ているもの”
に向かって進もうとする。
つまり、
無意識のうちに繰り返す
習慣的な考えや思い込みこそが、
その人の現実をつくっているんだ。」
ココロ
「…ということは、
現実がうまくいってないのは、
その無意識のクセのせい…?」
ソウ
「本人は気づけないからこそ、
“心の仕組み”を理解して、
無意識を明かにする人=メンター
が必要になるんだ。」
🔍 無意識のクセを見極める
アキ
「人の心って
“97%が無意識”の領域
なんだって。
しかも、
そこにはその人の価値観とか、
思い込みがびっしり詰まってるのよ。」
ソウ
「だから、
何か問題が起きたときに、
“本人の無意識に
どんな思考特性があるのか?”
を整理することが必要になる。」
ココロ(前のめりで)
「でも…
どうやって整理するんですか?」
ソウ
「それが
“メンターの技術”、メンターリングなんだ。
相手が
“何に引っかかっているのか”
を一緒にひも解いていく。
そうすると、
本人も気づいていなかった
“本音”や“行き先”が見えてくるんだ。」
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🤝 実践を通して自分も育つ
アキ
「学んだだけじゃ足りないのよね。
誰かのメンターとして、
実際に関わってみてこそ
“気づく力”が育っていくの。」
ソウ
「家族、友人、同僚…
“この人に関わりたい”と思える
相手がいることが、
学びを現実に落とし込む鍵なんだよ。」
ココロ
「たしかに…
“誰かのために”って思うと、
自分も頑張ろうって思えるかも。」
🔄 メンターの循環が生まれる組織
アキ
「そして、
そのメンティーが、
いつか別の人のメンターになる…
そんな“つながり”ができていったら、
チーム全体が変わっていくわよね。」
ソウ
「“人の願いに寄り添える人”
が増える組織は、
自然と行動が前向きになって、
結果も変わってくる。
そうやって、
メンターのつながりが、
組織を発展させていくんだ。」
ココロ
「私も…
まずは
自分の“思考のクセ”
を見直してみます!
そして
誰かの心に寄り添える、
そんなメンターを目指したいです。」
✨まとめ
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現実は無意識に支配されている
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無意識に気づき、整えるのがメンターの役割
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メンターとして関わることで、自分自身の成長にもつながる
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メンターの連鎖は、組織に変革と希望をもたらす
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あなたの組織では
“メンティーがメンターとなり
そのまたメンティーがメンターになる
このつながり”は
育っていますか?
育てていただいた感謝を
育ててくれた方に返すことは
出来ないかも知れませんが、
今度は育てる立場になり
これまでの恩を次に送っていく。
昔の日本には美しい言葉がありますが
『恩送り』をしていくことで
素晴らしい組織ができていく
そんな風に思います。
そうやって
組織は発展の路線に乗っている苦のです。