継続的な成長を遂げる風土の醸成には?
社長と同じ視点で
考え、行動してくれる人が
一人でもいたら
どれだけ心強いでしょうか。
そういう人財を育成していくこと
これは優先順位の高い課題と
いえるでしょうね。
ココロ
ねえ、
なんであの人だけ、
いつも前向きで周りにも
優しいんだろう?
私なんて、
自分のことでいっぱいいっぱいで…。
ソウ
確かに。
そういう人って、
一緒にいると安心するし、
なんだか前向きな空気になるよね。
アキ
それって、
実は“内側が整っている人”なのよ。
しかも、
周囲の成長にも目を向けられる
「メンター」の素質がある人ね。
ココロ
メンターって、
ただアドバイスする人じゃないの?
アキ
違うの。
メンターはね、
自分の内面と向き合って、
気づきと成長を循環させられる人。
今回は、
そういう人材をどう育てていくか――
“組織を強くする根っこ”のお話よ。
■ なぜ今、メンター育成が必要なのか?
社員一人ひとりが
「自分のことだけでなく、
周囲の成長にも責任を持つ」
そんな意識を持てるようになると、
組織の土台は劇的に強化されていきます。
このような人材を、
私たちは“メンター”と呼びます。
そして、
メンターを育成することこそが、
企業の底力を高める鍵なのです。
▼メンター制度との違い
補助金をつけて導入を促進している
メンター制度はほぼ機能しない
という評価が多くあります。
しかし、
ここで推奨している
メンターの導入は
メンターの立ち位置や
求める質が全く違います。
メンター制度では
メンターはメンティーと年齢の近い
他部署の先輩をモデルとしています。
今推奨しているメンターの導入では
メンターは同じ部署の上長がなるべき
だと考えます。
それは、他部署の先輩がメンター役を
することが業務の負担になっている
現状があり、継続できないこと
それと、本来業績を向上させるために
同じ部署の長がメンターとなって
部下を育成し、結果を出させてあげる
役割を果たすことが本来の任務だからです。
また、メンターは
アドバイスをする係ではなく
メンティーの内面を整えて
気のせいに囚われている部分を
取り除いて可能性を開くことです。
■ メンター育成の出発点
メンター育成の第一歩は、
スキルではありません。
大切なのは、思考特性の変革です。
📚 関連記事:
-
自ら価値ある目標を掲げる
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その過程で“自己認知”を深める
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不協和(違和感や葛藤)を乗り越えて成長する
こうして
自分自身の課題を
乗り越える力を養い、
やがて他者の問題解決にも
心を使えるようになる。
それが
“人材”から“人財”へと変化するプロセスであり、
自律型リーダー=メンターの誕生です。
▼メンターの導入にあたり
導入時には
こちら側が「メンター」として
メンター役の候補の人の育成に
取組みつつ、
全体にも
ものごとの捉え方、目標の立て方
不協和の乗り越え方などの
レクチャーをしつつ、
メンターの定着が図れる
土壌作りを行います。
やがては
組織のリーダーが
メンターとして人財の育成が
図れるようにサポートしてまいります。
■ 継続的な成長を遂げる組織とは?
人財を育てる“メンター”が
社内に存在するならば、
組織全体が自然と
成長のサイクルに入ります。
●組織内メンターの育成で得られる好循環:
1️⃣ 個人が自らの“価値ある目標”を設定する
「その目標が、組織のビジョンとつながっている」ことが重要
2️⃣ 不協和を通じて“無意識(本音)”を認知させる
潜在意識が持つ「思い込み」に気づき、乗り越えていく。
3️⃣ 「困難」は“気のせい”と気づき、“メリット”へ転換する力を持つ
思い込みを整理し直し、成長への道筋を整える
4️⃣ 思考特性を整え、目標達成への具体的行動を促す
「成長=成果」となるプロセスを体験する
その結果の現象として
■社員が喜んで働いている
■顧客が喜んで利用している
これを目の当たりにしていくでしょう。
そういうビジョンを持って改革を進めましょう。
■ 魅力あるリーダーが組織を変える
魅力あるメンター(リーダー)は、
「苦しみ」や「問題」を
“闇”と捉えるのではなく、
その中にある
“光=成長の種や感謝できること”
を見出すことができます。
-
メンティー(部下)の心に寄り添い
-
問題の背後にある成長の可能性を示す
そんな関わりをすることで、
メンティー(部下)の心は動き、
やがて今度は自分がメンターとなり、
誰かに関わっていく。
🌀この“メンターループ”こそが、
企業に継続的な成長と変化への対応力をもたらすのです。
■ 信頼され、選ばれる企業へ
こうした組織風土が育まれた会社では、
社員同士が成長し合い、
顧客に対しても誠実に、
心からのサービスを提供する
そのことが自らの人生において
重要な価値があると
理解するようになるので、
そんな会社は、
地域や市場から自然と
応援されるようになっていきます。
🏁 最後に:
価値観や態度、
そしてそれらを外部表現として
結果を決定しているのは、
一人ひとりの
思考特性(本音・思い込み)
です。
そこを整えるからこそ、
行動が変わり、
結果が変わる。
組織にメンターを育成する
という取り組みは、
その価値観と結果の“根っこ”から
整えていくことなのです。
📈 組織の未来を共に描くパートナーとして
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✔ メンター育成の導入・研修
-
✔ 組織風土の変革支援
-
✔ トップリーダーとの対話・戦略設計
お気軽にご相談ください。
“人が育つ組織”をともにつくっていきましょう。
会社を強くする人財育成について関心がある方は
ソウ
なんか今日の話聞いてて、
メンターって“特別な人”って
わけじゃない気がしてきた。
アキ
そう。
“特別”なスキルより、
“自分を整えようとする姿勢”
こそが大切なの。
ココロ
そうか…
まずは自分を整えて、
自分の中にある“光”を
見つけられるようになれば、
誰かにもそれを届けられるんだね。
アキ
そうそう。
その連鎖が、
“人が育つ組織”をつくっていくの。
ソウ
じゃあ、最初の一歩は
“気づくこと”かもね。
「思い込みかもしれない」
と立ち止まることから。
アキ
そう、
そしてその歩みを支えるのが、
まさに
“メンター育成”という取り組みなのよ。