人間を知るとは?
メンタープログラムでは人間の思考特性を
捉えていける人財を育成していく上で
人間を知るということに取り組みます。
脳科学や認知心理学、因果律に基づく
物理学や心理学のベースになっている
仏教のエッセンスを通して人間の心を学び
メンターの育成をしてまいります。
■人間の心を捉えていく
自分のことは実は一番知らないし、
自分の外にあるものは見たいように
しか見ていない!
この事実はいかに私たちが
正しく本当の姿を認知できていないか
ということを表わしています。
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■人の心の構造
人の心を氷山の一角として捉えた図を
見たことがある人は多いでしょう。
海面から上に出ているのはほんの一部で
大部分は水面下に潜在している。
海面から出ている部分を意識できる部分。
海面下にある部分は意識できない部分。
それらの比率は諸説ありますが、弊社では
意識3に対して、無意識が97と説明
しております。いずれにせよ、私たちは
97%の無意識に取り込まれて生きて
いると言っても過言ではありません。
97%の無意識の領域は習慣化された
思考のクセ、それが「思考特性」です。
価値観とか思い込みとか表現も出来る
この部分に何が入っているのかを
私たちは正しく認知していないのです。
なぜなら、あまりにも習慣化して
無意識に使う心であるため、自分で
気付けないのです。
つまり、そこを認知できない限り
手の打ちようがないのです。
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■無意識はどうやって作られるのか?
人は育った環境によって形成された記憶から
思い込み(本音)を確立し、それを判断基準にし
できるか(安全)、出来ないか(危険)を脳が
自動的に過去のデータと照合し,一瞬のうちに
判断するようになっています。
潜在意識は習慣化したことを安全とするため
善か悪か、損か得かという基準よりも
「慣れている」ということを優先させる
のです。
ここは、忘れてはいけないポイントです。
だから、結果に繋がるには,もっと言うと
幸せになるにはこうしたらいいとわかって
いても、無意識になれた方を選び、それが
「幸せ」といえないことであっても
その選択をしてしまうのが,心の正体です。
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■無意識を意識する
意識できないから無意識なのに
それを意識しようとは難しい話を
しています。
幸いに人類には進化の過程において
意識できる全体の3%の領域を
獲得することが出来ました。
それを最大限にいかしていこう。
人類の叡智を扱える人がメンター
とも言えるのです。
3%の領域を使って97%の領域に
目を光らせ、97%の中にプログラム
された回路を願いに向かえるものに
整えていけたら、結果が変革することが
イメージできるのではないでしょうか?
3%の領域は意識できる領域であり
顕在意識や建前と表現されます。
願いを掲げることが出来るのは
この領域の力です。
「幸せになる」願いを誰もが
掲げるはずです。
一方、97%の領域は意識できない
領域であり、潜在意識や無意識、本音
などと表現をされます。
過去からの記憶を通して,本人には
臨場感のある思い込み(本音)を
無意識下に実装しているのです。
97%だけにここに何がはいっている
のかによって、その人の現実は大きく
影響を与えます。
ハッキリと言えば
無意識の本音=体験する現実です。
だから、その本音を認知したいのです。
■明確に願いを掲げよう
97%の本音の部分に
「幸せになれるのだろうか」
と自らに懐疑的な思い込みをもって
いたとすれば、その思考に慣れているため
「幸せな状態」とはほど遠いところに
持っていこうとします。
それに巻き込まれないようにするため
まず、心から願う価値ある目標を設定し
それに挑戦すること。
慣れないことに取り組もうとすれば、
認識の不協和の状態となり、それを
解消するために,目標から逃げるという
ことを無意識に選択しようとします。
その時に,無意識にあるその人の
本音が露わになります。
それを見つけて自覚させてくれるのが
メンターなのです。
つまり、人の心のマスターである
メンターがメンティーの無意識を捉え
整えるよう関わることなしには
目標は成し遂げられないのです。
人間を知るということは
人間の心を知るということ
というお話しでした。
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