メリットを発見するとは?
コンテンツ
■「メリットの発見」が現実を変えるカギになる
私たちの思い込みを作り替えていく
ための必殺技といってもよいのが
「メリットを発見する」
ということです。
是非ともこの視点を身に付けて
欲しいと思います。
ココロ
「最近、ちょっとしたことで
イライラしたり…
嫌な気持ちが続くんです。
でも、
“感謝しなきゃ”って思っても、
なかなか気持ちが切り替わらなくて…。」
アキ
「そういう時こそ、
“メリットを発見する”
という視点が力になるの。
まずは、
“どんなことに対して
嫌な気持ちがしたのか?”
“どうなると思って
嫌な気持ちになったのか?”
など整理をすることね。」
ソウ
「無意識のうちにいつも何を見ているのか?
ということを自己認知する必要があるんだ!」
■ 私たちは「見たいものだけ」を見ている
私たちは、五感で得た情報を、
フラットに受け取っているのではなく
過去の経験から形成された
思いこみをもとに
限定的に受け取っています。
その状態を
「確証バイアス」といい、
その価値観に沿った情報しか
受け取れなくなります。
そうして
「スコトマ(心理的盲点)」
ができてしまうのです。
ココロ
「たとえば…“気にしていること”があると、
それがやたら目につくってことですか?」
アキ
「そう、そういうことよくあるよね。」
「自分が捉えている世界を全てと
思っているけど、
それは思い込みのフィルターを通して
見ているから、スコトマに
なっているものがたくさんあるのよ。」
▼ 関連記事
→ [思い込みってどうやってできるの?]
→ [目標を設定すれば不協和が生じる。]
■ 外の問題ではない、自分の問題だ
まずは、そうやって自分を知ることだ。
自分が捉えていること=「真実」
本当に起きていること=「事実」
真実≠事実
ちゃんと整理すれば
「真実」と「事実」が明らかになり、
そのギャップから
自分の思い込みや価値観で捉えて
見落としている大切なことが
たくさんあることに気が付きます。
この整理をすることを
「メンターリング」
と言います。
ソウ
「“日なた”があるのに、
スコトマがかかって
“日かげ”しか見えない。
そして、
“日かげがあるのは、ビルのせいだ!”
と外部に原因を求めてしまう。
でも実は、“ビルには性質はない”。
自分の内側にある価値観が、
“日かげ”に意味づけしてるんだよ。」
■ メリットを見つけるとは?
ソウ
「人は無意識に任せていれば、
“自分の都合中心”で思考してしまう。」
「遊びに行く日に
雨が降れば悪い天気、
山火事で鎮火できない時に
降る雨は良い天気。」
「雨そのものに善悪はない、
自分の都合で色づけしているよね。」
アキ
「この図で言うと、ビルは性質なし。」
「人は2つを同時に捉えられないから
日かげか日なたのどちらかしか捉えられない。」
「日かげを捉えたときに『苦』を感じている。」
「それもその人の価値観で捉えたものなの。」
ソウ
「つまり、
“捉え方を整理する=メンターリング”
をすれば、
自分の価値観を知り、
“自分を整えるヒント”に変わるんだ。」
ココロ
「なるほど…。
じゃあ、あの嫌な出来事も…
私の思い込みを見つけること
に価値があったということか。」
ソウ
「そう。
その瞬間に感じた“苦しみ”が、
実はあなたの中にある
“本当の価値観”
を明らかにするために起きていたんだ。」
■ 「闇」には意味がある
闇は、光がない状態。
主導権は光にあり、
闇はあくまでも“相対的な現象”。
つまり、
嫌な出来事も「善悪なし」、
“今の自分の視点”を
教えてくれるサインです。
アキ
「どんな出来事にも、
“ありがたい”側面がある。
そのことに気づくと、
自然と感謝が湧いてくるのよ。」
ソウ
「そして、
それこそが“パラダイムシフト”なんだ。
現実を変えるには、
まず内側を整える必要がある。」
■Yさんのメンターリング事例
Yさん
「先日学校から、
『お子さんが学校にきていませんが、
体調がよくないのですか?』と
私の携帯へ電話がかかってきたんです。
それで帰宅してから、
学校から電話があったとは言わずに
「今日は学校は行ったの?」と聞いたら、
制服を着たままの娘は「行ったよ」と
いったものだから、私もブチギレして
しまったんです。」
私
「何にブチギレたんですか?」
Yさん
「私にウソをついたことです。」
私
「いい娘さんじゃないですか!」
Yさん
「どこがいい娘なんですか!」
私
「学校を無断で休んだことは
悪かったと思っているし、
それを母親に心配をかけないように
しようとしているから、うそついたんでしょ。
いい子じゃないですか」
Yさん
「え、どういうことですか」
私
「わかりやすいウソをつくのは
それはすでにゴメンナサイの姿です。
いけないことだったと本人はわかっている。
あやまっているんだから、
それをわかってあげることじゃないですか」
Yさん
「そんな風に考えたことは
ありませんでした。
私は、この娘のことを
思い通りにならず、手を焼く問題児だと
思ってきました。」
私
「Yさんは娘さんを
困らせる子だという思い込みの
フィルターをかけて、そういう情報だけ
拾っていますよ。
娘のどういう所を問題だと思ってますか?」
Yさん
「なんだか、やりたいように
やっているところが気に入らない。」
私
「ということは
やりたいようにはやらない
Yさんはいい子だったんだね。
素晴らしいじゃない」
Yさん
「母の期待に応えようとしたし、
やりたいようにするという考えがなかった」
私
「やりたいようにやったらどうなると思っているの」
Yさん
「みんなから非難されたり、信頼をなくしてしまう」
私
「じゃあ、娘さんはお友達もいない?」
Yさん
「それが、人気者で友達もたくさんいます」
私
「じゃあ、Yさんのやりたいようにやったら
信頼をなくすという方程式はなりたちませんね」
Yさん
「そうなんですよね。
今の職場でも休みを取りたくても
それをいうとなんて思われるかと
思うと言えなくて、本当に疲れちゃうんです」
私
「娘さんが身をもってみせてくれている
訳ですから、自分の思いを伝えたら
信頼をなくしてしまうという思い込みを
壊すいいきっかけにしたらどうです」
Yさん
「そうですね」
私
「もう、娘さんの問題ではないですね。
むしろ、この娘さんの出来事は
Yさんの長年の不自由な思い込みを
壊してくれるメリットだったと
思いませんか?」
Yさん
「この娘はずっと私を困らせる
と思ってきましたが、そうではなかった。
なんだか、娘の良くないと思っていた
ことばかり見て批判していた自分が
申し訳なく思えました。
帰って、娘を抱きしめたい、
そんな気分になりました。」
■ メリットを発見する力は、現実を変える力
Yさんとのやりとりをみて、
困ったことが、感謝に変わるという
事例を見てもらいました。
▽自分が「嫌だ」と思ったことは、
どんな気づきをもたらしてくれたのか?
▽その出来事がなければ、気づけなかったことは何か?
ココロ
「“困った出来事”だ
と思ってたことが、
“自分を救ってくれていたこと”
だったって思えるなんて…
すごい!」
ソウ
「“メリットを発見する”
というのは、
自分の中にある思い込み(=価値観)
を破壊するための
極めて強力な技法なんだ。」
「現実は
“思いこみ”で創造されている。
ならば、
“思い込み”を変えれば、
“現実”も変わるということだね。」
■ メンターの役割
メンターは、
・メンティの「自己認知」を導き
・ スコトマで見落としている事実を伝え、
・困ったことは起きないと悟らせ
・メンティ自身の存在の偉大さを理解させる。
という導き手である。
アキ
「“困ったことが、
よかったことに変わる”。
それがメリットの発見であり、
心の力を活かす鍵なのよ。」
「まだまだ、
語りつくせてないから
別の機会でも話しますね。」
🪞まとめ:
嫌な出来事が、
あなたの人生を
押し上げる起点になる。
だから、
“気のせい”に巻き込まれないこと。
★自分の内側を整理し、
「気づき」を“感謝”に変えていこう。
📩 あなたの「メリット」はどこにある?
→ 【無料体験セッションはこちら】
この話に興味をもたれた方は
お気軽にご連絡をください。
あなたや御社の状況やお悩みなど
お気軽にお話しいただける機会を
作っております。
メールでお気軽にご相談もできます。
humansproject38@gmail.com
こちらへメッセージください。
★自分の可能性を最大限に開くことに
関心がある方はこちらもご覧ください。
関連リンク
★自己変革の一歩を一緒に踏み出してみませんか?
★企業・組織の変革を図りたい方はこちらへ
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」