「人を苦しめるのは事柄そのものではなく、それに対する考え方である」  ―エピクテトス―

心配しているココロ。まじめで一生懸命だけど不安を捉えがちな女性。ちょっと頑張りすぎることがたまにキズ。読者皆さんの悩みを代弁してくれる存在ココロ:
「アキさん、なんか最近すごくモヤモヤするんです…」
「家でも職場でも、イライラしたり、落ち込んだりして…結局、周りの人のせいだ!って思ってしまうんです。」

メンターのアキ。ココロにとっては、メンター的存在。優しいお姉さんのような人だけど、鋭い角度で思い込みを整理してくれる頼りになる女性です。アキ:
「うんうん、それ、誰にでもある感情だよ。でもね、もしかするとその“苦しさ”って、周囲の出来事よりも“ココロさんの捉え方”にヒントがあるかもしれないよ。」

理論派のソウ。アキの先輩にあたり、心の世界における理論派の導き手である。願望実現や思い込みの書き換えなどについて分かりやく解説をしてくれます。ソウ:
「そう。“事実”そのものより、“どう受け取ったか”が心の状態を左右してるんだよね。今回は、古代ギリシャの哲学者エピクテトスの名言をもとに、その視点を一緒に見てみようか。」


古代ギリシャの哲学者・エピクテトスはこう言いました。

「人を苦しめるのは事柄そのものではなく、それに対する考え方である。」


(It's not what happens to you, but how you react to it that matters.)

この言葉は、現実をどう捉えるかが、私たちの感情と人生の質を左右するという真理を表しています。

考え方が人生を作るということに気づいた人の画像。


◆ 同じ出来事でも、人によって反応が違う

たとえば

同じ「仕事のミス」を経験しても

ある人は「自分はダメだ」と落ち込み、

別の人は「学びになった」と前向きに捉えます。

同じ「雨が降った日」でも

「嫌だな」と感じる人もいれば

「恵みの雨だ」と感じる人もいます。

つまり

私たちの感情を決めているのは、出来事ではなく“解釈”

なのです。

そして

この「解釈」を生み出すのは

『思い込み』なのです。

自分の都合の尺度で

見ているから

苦を生み出している

といいてもいいでしょうね。

思い込みのメガネを掛けてみているようなもの。それがバイアスとなって影響する。そんなメガネをかけて生きているようなものだという画像


◆ 感情の主導権は、自分にある

エピクテトスは奴隷出身でした。

不自由な身でありながら

多くの人に

精神的自由の大切さを説きました。

それは、

「外の世界」は変えられなくても

「内なる世界=自分の考え方」は選べる

という確信があったからです。

現代でも

私たちはつい外の状況に

振り回されてしまいがちです。

けれども、

本当の自由とは、

「自分の考え方を自分で選べる力」

のこと

どんな状況でも、

「これは私にとってどういう意味だろう?」

「この経験を、どう活かせるだろう?」

と問いかけることで、主導権を取り戻せるのです。

自分の人生の創造主は自分である。だから、今起きていることは自分の心がなせることだから、どういうことかと見つめ直すという画像。


◆ 潜在意識と考え方のクセ

私たちの考え方には、

「無意識のクセ」があります。


過去の経験や思い込みから、

自分の都合と照らし合わせて、

「これは悪いこと」「怖いこと」

と決めつけている場合も多いのです。

だからこそ、

自分の考え方を客観的に見つめ直す

とが大切です。

自分の考え方が

自分の人生を作り出している

ということが自覚できて

自分がこうなりたいと

思っている目標や願いがあって

そこにギャップが有るなら、

外を変えようとするのではなく

自分の考え方を

必要に応じて書き換える。

これは、

まさにこのブログで伝えている

「潜在意識の書き換え」

そのものです。


◆自己認知が何よりも大事

自分を作り変えるにも、

まずは

自分を知らないと

どう作り変えていいか、

わかりませんよね。

いくら自分を知ろうとしても、

無意識97%で生きている人間が

気づくことなんてできないのだけど、

なぜ自己認知できるかというと・・・。

そうです、

自分に触れてくる人・出来事が

全部自分を教えてくれるのです。

▶ゲームばかりしている子どもが心配だ---

⇒子どもがどうなると思っているの?

▶パワハラをする上司が嫌いだ---

⇒パワハラというけど上司はどんな態度・言動を取るの?

というようなことを

糸口に整理していく

(メンターリング)

子どもや上司の問題ではなく、

自分の思考特性が

明らかになってくるのです。

その考え方で

全方向的に対応をしているから

その思考特性に基づいて

結果を出し続けているのです。

ということは、

嫌いな上司や

ゲームばかりする子ども

の問題ではなく、

自分自身がただ明らかに

なっているだけですね。

嫌いなパワハラ上司と認知している自分がいるということが事実です。何が嫌なのかを考えてみる。自分を知る材料でしかないのです。というメッセージの画像。


◆ 「思い込み」を手放すことで、心は自由になる

ある方が言っていました。

「職場で上司に怒られるたびに、

私は価値のない人間だと感じていた。

でも本当は、

“怒られる=自分を否定された”

という思い込みに

縛られていただけだった」と。

自分を縛っていたのは、

上司でもなく出来事ではなかった。

自分を縛っていたのは、“考え方”だった

のです。

この思い込みに気づき、

手放したとき、彼女は自由になりました。

誰もあなたを支配する存在はこの世にはないのだ。自分の思考から解放されると自由になるという画像。


◆ 最後に

「人を苦しめるのは事柄そのものではなく、それに対する考え方である」

この名言は、

私たちに力を与えてくれます。

「私はどう捉えるかを選ぶことができる」

――そう気づいたとき、

人生の主導権はあなたの手に戻ってきます。

嫌いだった、許せなかった存在は

自分の思考により生み出されたものだった

と理解することができましたね。

ということは、

自分の外にある存在は「性質なし」

であり、

自分を明らかにするための存在である

となります。

私達の外にあるものは、

よってたかって

自分というものを明らかにしよう

としてくれています。

だから、

少なくとも嫌う相手ではなく、

なかなか知ることのできない自分

というものを教えてくれる

「ありがたい」存在であると、

捉え直すことができれば、

日常の中でその認識を何度か持つことで、

『自分には困ったことはおこらない。』

という思い込みに変わってきます。

人は

持っている『思い込み』の証拠集め

をしようとしますから、

その人は

困ったことはおこらない人生

になっていくことでしょう。


問題解決したココロ。まじめで一生懸命だけど不安を捉えがちな女性。ちょっと頑張りすぎることがたまにキズ。読者皆さんの悩みを代弁してくれる存在。ココロ:
「なるほど…。上司や子どもを“どう見ているか”が、私の心を作ってたんですね…。」

メンターのアキ。ココロにとっては、メンター的存在。優しいお姉さんのような人だけど、鋭い角度で思い込みを整理してくれる頼りになる女性です。アキ:
「そう、自分の捉え方を見直すことで、外の世界に振り回されずに、自由に生きられるようになるの。」

理論派のソウ。アキの先輩にあたり、心の世界における理論派の導き手である。願望実現や思い込みの書き換えなどについて分かりやく解説をしてくれます。ソウ:
「そして、そうした“無意識の思考のクセ”に気づくのが、自由への第一歩。つまり、“苦しみ”はあなたの内側からのメッセージなんだよ。」

問題解決したココロ。まじめで一生懸命だけど不安を捉えがちな女性。ちょっと頑張りすぎることがたまにキズ。読者皆さんの悩みを代弁してくれる存在。ココロ:
「これからは、自分の考え方を意識してみます。“ありがたい存在”って思えるように、少しずつ練習してみたいです。」


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