心の力をつけるとは?
ココロ:アキさん、また目標を立てたんだけど、全然続かないんです…。私、意志が弱いのかな?
アキ:うん、それは意志が弱いせいじゃないよ。実はね、心には「変わりたい」と願う部分と、「変わりたくない」と抵抗する部分の、2つの力がせめぎ合ってる状態なの。
ココロ:それってもしかして…無意識の力ってやつ?
アキ:そうそう。今日は、「心の3つの層」と「脳と心の使い方」を解説しながら、どうやって願いを現実にしていくかを一緒に見ていこうか。
〜願いを実現するために、脳と心をどう使うか〜
心のことを理解するために
意識のことについて解説してみますね。
■ 人の心は三層構造でできている
私たちの「心」は、次の3つの層で構成されています。
◆ 顕在意識(表層/3%)
私たちが意識できる、いわゆる「理性」や「思考」の領域です。
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「学ぶ」「考える」「願う」などの活動を担う
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建設的な目標を設定できるのもこの部分
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ただし、全体のわずか**3%**しか使えていない
この顕在意識に
正しい知識を入れることが、
無意識に振り回されない鍵となります。
◆ 潜在意識(深層/97%)
自覚できない“心の大部分”がここにあります。
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過去の記憶・習慣・思い込みの宝庫
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思考や行動を自動的に決めている無意識の力
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多くの人が、この領域に支配されて生きている
この中身が、今後あなたが体験する現実をつくると言われています。
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・[思い込みの作られ方]
◆ 生命の本質(根源)
この部分は、すべての人に共通する“生きる力”の源泉。
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愛と向上心の塊
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個人差はなく、いつも“もっと良くなりたい”と願っている
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ただし、日常では潜在意識に押さえ込まれ、表に出にくい
災害や危機的状況など、
切羽詰まったときにこの力が湧き上がり、
奇跡的な行動力を発揮することもあります。
■ 潜在意識は常に“現状維持”を望む
潜在意識は
「今までと同じが安心」
と考えます。
たとえそれが
苦しい現実だったとしても、
慣れていることが
一番安全と思っているのです。
残念ながら・・・
一方、
顕在意識は
「もっとこうなりたい」
と目標を掲げます。
ここで生まれるのが、
認識の不協和
です。
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顕在意識は「よくなりたい」
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潜在意識は「変わりたくない」
この葛藤によって、不安や恐れ、抵抗感が生まれます。
👉 関連記事:
・[目標を設定すれば不協和が生じる]
■ 不協和を“脳のごちそう”に変える
ここで大切なのは、
不協和を「苦」として
避けるのではなく、
脳の活性化=願望実現のエネルギー
として捉えることです。
✨心の力を持つ人とは
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不協和から逃げず
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目標に到達することだけ考え
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できるまでやり続けられる人
最初からできる人はいません。
それでも、「人の心の仕組み」を理解し、
意識的に取り組める人は、
過去の延長線ではない未来を
描くことができるのです。
■ メンターとともに、心を整える
習慣や無意識に取り込まれていては、なかなか一人では心のクセに気づけません。
だからこそ、心の構造と使い方を熟知したメンターの存在が重要になります。
あなたの願いを支え、
あなた自身の“心の力”を
引き出してくれる人。
それが、メンターです。
🌟まとめ
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心は【顕在意識】【潜在意識】【生命の本質】の三層構造
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顕在意識(3%)で目標を設定し、潜在意識(97%)を整えることが重要
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不協和は“成長のサイン”と捉えよう
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自分の無意識を乗り越えるには、メンターの存在が心強い味方になる
ココロ:でも、なんだか少しホッとしたよ。頑張れない自分がダメなんじゃなくて、“無意識の抵抗”って仕組みだったんだね。
アキ:そうなのよ。だからこそ、心の仕組みを理解して、顕在意識から潜在意識に働きかける力が大切なの。
ココロ:うん、それって一人で気づけないからこそ「メンター」の存在が必要なんだね。
アキ:そう。メンターは、あなたの願いを心の深いところから支えてくれる存在なんだよ。
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