「また同じ失敗をしてしまった…」そんなあなたへ
ココロ
「なんで私って、
何度も同じ失敗しちゃうんだろう…。
やる気はあるのに、気づいたらまた…」
アキ
「それ、
“意志が弱い”わけじゃなくて、
“無意識の仕組み”に原因があるのよ。」
ソウ
「うん。
“失敗の繰り返し”って、
実は脳や無意識の自然な働き
によるものなんだよ。
今日はそれを一緒にひも解いてみよう。」
──失敗の繰り返しには、無意識の仕組みがある
「なぜ私は、
いつも同じ失敗を
繰り返してしまうのだろう」
そんな風に感じたことはありませんか?
でも、
少しだけ視点を変えてみましょう。
そもそも、
あなたが「失敗」と感じているその出来事。
それは、本当に“失敗”なのでしょうか?
コンテンツ
◆ その「失敗」とは、どんなことですか?
「また同じ失敗をした」と思うとき、
どんな出来事を“失敗”だ
と感じているのでしょうか。
「どんな結果が出たから失敗と感じたのか?」
「本当にそれは“失敗”と呼べるものなのか?」
まずは、
そこを丁寧に見つめ直すことが大切です。
実際の相談の場では、
こうした問いかけを通して、
出来事の“事実”と
“感情”の整理
(メンターリング)
をします。
すると、
「自分がどんな思い込みを
通してその出来事を見ていたのか」
「本当に“失敗”なのか、
それとも別の意味があるのか」
が見えてくるのです。
◆ 無意識は、97%を占める「人生の司令塔」
人の意識には、
自分で気づける「意識」(顕在意識)
と、
自分では気づけない「無意識」(潜在意識)
があります。
その割合は、
諸説ありますが、
私たちは
「意識:3%」「無意識:97%」と捉えています。
つまり、
私たちの行動や選択の多くは、
無意識のうちに展開されている
ということです。
◆ 「思い」が97%、「願い」は3%
無意識は、
これまでの
経験や記憶、習慣の中
で作られていきます。
「自分なんかうまくいかない」
「どうせまた失敗する」
そんな思いが
無意識に根づいていると、
頭では
「成功したい!」
「変わりたい!」
と願っていても、
無意識の“思い”に引っ張られてしまいます。
だから、
「うまくいきたいと願っているのに、なぜかうまくいかない」
そんな現象が起こるのです。
願いは3%、
でも
思いは97%。
重さが違うから、
無意識の「思い」の方が
現実に強く表れるのです。
◆ 現実は「思っている通り」に動いている
「願った通りにはなりにくいけど、思った通りになっていく」
この仕組みに気づくことが、
とても大切です。
たとえ
新しいやり方を試しても、
「自分には無理だ」
という無意識の思い込みがあれば、
無意識の方向に引っ張られて、
同じ結果が出てしまうのです。
◆ 無意識の「思い込み」に気づくことから始めよう
でも――
無意識にある
「自分の思い込み」に、
自分一人で気づくのはとても難しい
ことです。
なぜなら、
無意識は「自分の当たり前」だから。
自分では気づけないからこそ、
人や出来事、環境を通して“外側”が教えてくれる
のです。
でも、
自分を見つめる視点を持たないと、
「全部、相手が悪い」
「環境のせいだ」
と、
外に原因を求め続けてしまいます。
すると、
同じ出来事が繰り返され、
「やっぱりまた失敗した」
と感じてしまうのです。
◆ 変化の鍵は「自分を知ること」にある
このループを抜け出すには、
まず
「自分の中の無意識」に気づくこと
が必要です。
そのためには
・無意識の仕組みを学ぶ
・自分の思い込みに気づく方法を知る
・実生活でそれを実践していく
このプロセスが、何よりも大切です。
自分を知ることが
「同じ失敗を繰り返す自分」
から抜け出す
はじめの一歩なのです。
ココロ
「私、失敗してばかりって
思ってたけど…
それって“無意識に思ってた通り”
に動いてただけなんですね。」
アキ
「そう。“願い”よりも、
“思い”の方が強いのよね。
だからこそ、
自分の思い込みに気づくことが
大切なの。」
ソウ
「無意識の“思い”を
書き換えれば、
現実も自然と変わっていく。
自分の中のプログラムに
気づくことが、
変化の第一歩だよ。」
アキ
「同じ失敗を
繰り返してしまう自分を
責めなくていい。
むしろ、
“気づけた今”こそが、
変化のチャンスなのよ。」