「前提」があなたの現実を決めている
ココロ
「最近、同じような悩みを
繰り返してしまうんです。
なぜなんでしょう?」
アキ
「それは“前提”を探る必要があるわね。」
ソウ
「人は無意識の前提に従って
世界を見て、行動し、現実をつくる。
だから前提に気づくことが、
現実を変える最初の一歩なんだ。」
■前提となんだろう?
― 前提とは“世界をどう見るか”を決める心のOS ―
「前提」とは、
“世界はこういうものだ”という
無意識の思い込み・
解釈の枠組みのことです。
たとえばこんなもの:
- 人は信用すると裏切る
- 自分はいつもうまくいかない
- 努力しないと価値がない
- お金はなくなる
- 幸せは頑張った人だけに来る
これらは“ただの考え”ではなく、
前提というだけに
そのことを疑いもせず真実だ
と思い込み、無意識に流して
しまいます。
コンピューターでいう所の
OS(オペレーティングシステム)が
この前提であり
我々を制御し管理しているのです。
その思い込みを当然のこととして
世界をそれに合わせてバイアスをかけて
整合性を取ろうとするのです。

■ 前提が現実をつくる仕組み
脳には「RAS(網様体賦活系)」という
フィルター機能があります。
人に触れてくる情報の量に対して
脳のキャパはものすごく少ないのです。
全てを受け取って解析すると800年以上
かかると言います。
それまでに肉体がもたないですよね(笑)
だから、よりすぐって
情報を受け取らないといけないから
自分にとって重要だと思う情報だけ
を拾うセンサーが必要となり、
その選別する機能が
RASというわけなのです。
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そしてRASは、
前提に従って“現実”を選択します。
例:
「私はツイてない」
という前提の人は
→ うまくいかない出来事だけが目に入る。
→ “ほらね、やっぱりツイてない”という現実が強化される。
逆に、
「私はどうであれうまくいく」という前提の人は
→ 途中の失敗は経験でしかない。
→ “最後は必ず成功で終わる”と思う。
だから
→うまくいくまで止めることはない。
→“やっぱり、私はうまくいく”という
現実がつくられる。
つまり、
前提 → 注意が向く方向 → 感情・行動 → 現実化
という流れで世界が形成されていきます。
私がツイていないから
現実が変わらないのではなく、
前提が変わらないから、
現実が同じパターンで
再生されるのです。

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■どうやって前提は作られちゃうのか
― 幼少期の経験・親の価値観・文化・失敗体験など
前提は「意図して」作られたもの
ではありません。
ほとんどは、
以下のような過程で無意識に形成されます。
✔ 幼少期の体験
親に褒められた、怒られた
友達との関係
成功体験・失敗体験
子どもは「事実」ではなく
「感情」を通して記憶し
それを独自の「真実」として
価値観を作っていきます。
そして、
自分の都合が通るかどうか
これが基準となって感情を
作り出している。
だから
「真実」と「事実」には
齟齬があって、
周りからの真心を受け取れずに
否定的な記憶となっている
こともしばしばあるのです。
✔ 親や教師の言葉
「早くしなさい」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「あなたは不器用なんだから」
「情けない子だね」
影響力のある存在からの
何度も繰り返される言葉が、
前提として根付いていく。
✔ 過去の失敗やショック体験
“あのとき傷ついた”という記憶は、
「私はダメ」「人は怖い」といった
前提に変わります。
ほとんどの前提は、
自分の意思とは関係なく
自然に形成されたものであり、
幼いがゆえに
正しく受け取れきれずに
間違って作られたものが
多いのだということを
知っておかないといけません。

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■自分の前提を知ることが大事
― 前提を変えるには、まず気づくことが必要
前提は無意識の中にあるため、
自分ではなかなか気づけません。
しかし、
前提は“現実”にそのまま出てきます。
しかも、その前提は
多くの場合は根拠のない
いいかげんなものであり
間違っているということです。
✔ 前提を知る3つの方法
① 何度も繰り返しているパターンを見る
・同じ悩み
・同じ人間関係の行き詰まり
・いつも似た問題を引き寄せる
→ それは前提が作っている現実です。
② 感情の反応を見る
・怒り
・悲しみ
・焦り
・罪悪感
強い感情は、
「私は〇〇であるべき」という
前提に触れたサイン。
③ 自分の口癖・思考パターンから探る
「どうせうまくいかない」
「またか…」
「やっぱり…」
→ 前提がそのまま言葉になって出ています。
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■前提を意識して作り直していく
― 前提は“選び直すこと”ができる
ここが最も大事な部分です。
前提は無意識に作られたものですが、
意識して書き換えることができます。
✔ 前提を書き換える6ステップ
①最近起きた出来事をあげてみる
最も印象に残った出来事は何か?
例:
うれしいこと
悩んだこと
嫌だったこと
モヤモヤしたこと
など
②その時に心はどう感じましたか?
どんな感情が湧きあがったのか
出来る限り、具体的に書き出す。
例:
怒り、不安、悲しみ、焦り、
罪悪感、むなしさ、喜び、安堵
など
③ その感情の裏にどんな前提がありましたか?
「~すべき」
「私は~だ」
「~してはいけない」など
例:
・人に迷惑をかけてはいけない
・私は足りていない
・人に嫌われては困る
・私は価値がない
など
④ この出来事にはどんなメリットがありましたか?
自分に起こる出来事は
必ず今の自分にちょうどいい
ものとして起きている。
だとしたら、
どんなメリットがあるのだろうか。
⑤ 今回のことを通して、どんな“新しい前提”に書き換えたいですか
前提は、自分の世界のルールです。
だから、
自分が生きたいルールを“選び直す”。
例:
私は守られている
人は優しい
私は価値のある存在
世界は私を助けてくれる
⑥その前提の新しい自分なら、どんな1つの行動を選ぶだろう。
書き換えるためのステップは
小さく、具体的で、すぐできること
にしよう。
現状維持を望む潜在意識に
気づかれないうちに
ひっそりと始める必要があります。
例:
無理な頼みは優しく断る
自分を喜ばすことをする
仕事を抱え込まず相談する
お金を支払うときに感謝を伝える
など

■前提は「意識した瞬間」に書き換えが始まる
前提を書き換えるのは難しいと
思う人も多いですが、
前提は無意識に使われるもの
だから、気づいた瞬間から
前提によってコントロールされにくく
なるわけです。
「また、いつものパターンになりそう」
と気づいた瞬間、
その前提は
もう“絶対的なルール”ではなくなり、
書き換え可能なものになります。

💬まとめ
ココロ
「前提って、知らないうちに
人生を支配してたんですね。」
アキ
「そう。でも気づけば、
自分で選び直すことができるの。」
ソウ
「前提が変われば、
見える世界が変わり、現実が変化する。
“前提を書き換える”とは、
人生のOSをアップデートすることなんだ。」
🌈最後に
あなたの現実は、
あなたの「前提」がつくっている。
前提は過去につくられてしまったもの。
だからこそ、
未来に向けて選び直すことができる。
前提を書き換えることは、
あなた自身の宇宙を生き直すことなのです。
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