売上が伸び悩む――その原因と突破口はどこにあるのか？
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ココロ：アキさん、売上が思うように伸びない時って、何から見直せばいいの？
アキ：多くの人が外的な要因を探しがちだけど、実は内側にこそヒントがあるんだよ。
ソウ：内側って…たとえば社長自身のビジョンや、社員の意識ってこと？
アキ：まさにそう。社員がいきいきしてるか？ お客様に喜ばれているか？ そこが整えば、売上って自然と伸びていくものなんだ。
「なぜ売上が伸びないのか原因がわからない」
「これといったトラブルもないのに、業績がパッとしない…」
そんな状況に直面している
経営者の方は少なくないでしょう。
しかし、
まず大前提として
知っておいていただきたいのは
問題の本質は外ではなく“内側”にある
ということです。
つまり、
売上が伸び悩んでいる原因は、
根本的には
リーダー自身の考え方や在り方にある
と捉えるべきなのです。
■ 業績がよい会社の共通点とは？
売上が安定的に伸びている会社には、
共通して次の2つの状態が見られます。
-
社員がいきいきと、喜びの中で働いている
-
お客様から喜ばれ、「応援したい」と思われている
売上の停滞を感じたときは、
この2つの状態が崩れていないかを
丁寧に検証する必要があります。
その前提として大切なのは、
社長自身が明確なビジョンを掲げ、
それを社内で共有できているかどうか
です。
そして、
「すべての原因は外部ではなく、自分自身にある」
という視点を持っていなければ、
根本的な解決には至らないでしょう。
■ 社員は“喜びの中”で働いているか？
組織は「個の集合体」です。
売上を伸ばすには、
チーム全体の力を上げるために
一人ひとりが成果を出せるよう
個を強くすることが先決です。
そのためには、
褒めたり、励ましたり、気分転換させたり
といった一般的なアプローチ以上に、
その人の思考特性や、
行動を妨げている
“無意識の思い込み”に
寄り添う関わり方が重要です。
人は、思い込みや錯覚によって
「自分にはできない」
と制限をかけてしまいがちです。
リーダーとして、
その制限を取り除き、
「できた！」という体験を
一緒に作り出すことができるか？
それぞれがどのような思い込みを
持ち、壁を作っているのか？
ということを明らかにし、
それを乗り越えるよう意識して
これまでの自動思考に
取り込まれないようにする。
それを
メンターリングでしていく。
根性論で「がんばります」と
部下にコミットさせても
本音を整え限り結果には
つながらないのです。
この“関わり方”ができる存在を
社内に増やすことが、
メンター育成の意義であり、
私たちが提案している「メンターの仕組み化」です。
■ お客様は、本当に“喜んで”利用してくれているか？
売上は、お客様の支持の“結果”です。
だからこそ、
「自分たちはしっかりやっている」
ではなく、
「お客様はどう感じているか？」
という視点が何より重要です。
ここに正解はありません。
変化が早い時代においては、
仮説を立てて行動し、
○スピード感を持って検証する
○フィードバックを受けて修正する
という
“トライアンドエラー”の継続
こそが成果につながります。
その際、カギになるのが、
○お客様のリアルな声を拾うこと
○現場の最前線で働くスタッフの気づきをすくい上げること です。
現場にこそ“真実の瞬間”があり、
お客様の本音や反応が現れる
場所にいるスタッフの声には、
最も価値ある情報が詰まっています。
それらを
丁寧に集め、全体方針へとつなげていく。
これこそが、
リーダーの本質的な役割と言えるでしょう。
■ まとめ：売上の伸び悩みは“内側”のサイン
売上が伸びないとき、
多くの企業が
「広告」「商品」「販促策」などの
“外的要因”にばかり目を向けます。
もちろん、
それらも必要な施策ですが、
根本を変えるには、
-
-
社長のビジョンと言葉が社員に届いているか？
-
社員が自分の可能性を信じ、目標に向かって行動できているか？
-
お客様の声に真正面から向き合えているか？
-
という
“内側のあり方”に目を向けること
が不可欠です。
売上は“結果”であり、“状態”の反映です。
社内がいきいきとし、
お客様に喜ばれ、
感謝される会社は、
売上という形で必ず結果がついてくる。
今こそ、
「売上」という数字の奥にある
“人の心の状態”にこそ
目を向けてみませんか？
まとめ
ココロ：なるほど…売上って、ただの“数字”じゃなくて、組織の“心の状態”の反映なんだね。
ソウ：外の戦略も大事だけど、その前に「中」の在り方が問われてるんだな。
アキ：うん。社長の言葉が届き、社員が成長し、お客様に心から喜ばれている状態。そこに本当の突破口があるの。数字の奥にある“人の心”に、もう一度目を向けていこう。
