目標を持つって、そんなに大事なの?
~ココロとアキの「人生ナビ」対話~
ココロ:
ねえアキさん、
「目標を持て!」ってよく言われるけど、
そんなに大事なことなの?私、
なんとなく毎日過ごしちゃってて…。
アキ:
うん、それね、
とってもいい気づきだよ。
実はね、「目標」って、
人生の“行き先”を決めることなんだ。
■ 人は無意識でも「何か」を目指してる
アキ:
よく自分の目標が見つからない!
なんて言っている人ってよくいるけど
実は、
人って“無目標”で生きてるように見えても、
過去の経験や思い込みからくる
「自動運転」で生きているんだ。
ココロ:
あっ、
なんかそれ分かる。
気づくといつも同じパターンで行動してるかも…。
アキ:
うん。
人間の意識の約97%は“無意識”が支配してる
と言われてるからね。
それって脳が省エネしようとしてる
証拠なんだけど、
同時に変化もしづらい状態なんだよ。
●無意識の目標は現状維持
無意識に任せて生きているれば
無意識の願いに沿っていくことになる。
無意識の願いは「現状維持」
変わることを望まないわけです。
お正月に今年一年の計を立てて
新たな習慣を取り入れて
生まれ変わったように
やっていこうと決意するものの
1週間も経たないうちに
なかったことになる人が
ほとんどなんです。
それは
とくに一気に作りかえようと
たくさんのことを新たに
始めようとすると
反動が来て続かないんです。
コツは
スモールステップです。
無意識が変化したと
警戒しないレベルで
密かに続けていくことが
ポイントです。
そうやって
無意識の支配から
脱却していくことです。
■ 意識的に「行き先」を決めよう
アキ:
もし
今よりもっとよくなろうとするなら、
自分で“望ましい行き先”を決めることが必要なんだ。
ココロさん:
うーん…
行き先って、つまり「目標」ってこと?
アキ:
そう!しかも
「今はできないけど、本当にやりたいこと」。
これが“積極的な目標”って呼ばれるものなんだよ。
●無意識の支配から抜け出してどこに行くのか?
「行き先」が明確でなければ
過去をくりかえすしかなくなる。
無意識の支配から
抜け出すには「行き先」が
必要なんです。
「どうなりたいのか?」
「どんな人でありたいのか?」
「どんな体験をしたいのか?」
そういう積極的な行き先が
無意識の支配からの脱却に
つながり、成長に向かうのです。
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■ ギャップ=成長のエネルギー源
ココロ:
でもさ、
それを考えると逆に不安になる…
「私にできるかな?」って。
アキ:
それ、
すごく自然なことだよ。
建設的な目標を持つと、
今の自分との“ギャップ”が生まれる。
そのギャップが
「認識の不協和」っていう状態
なんだ。
アキ:
でもね、ここがすごく大事。
脳はこの「不協和」を埋めようとして、
情報をキャッチする力をグッと高めるんだ。
ココロ:
えっ、
不安なのに、それがプラスになるの?
アキ:
そう。
不安や違和感って、
実は“未来の自分”からのサイン
なのかもしれないよ。
■ 不協和を避けるもう一つの道に注意!
アキ:
ただ、
ここで注意してほしいことがあるんだ。
ココロ:
なになに?
アキ:
不協和を感じたとき、
脳は「目標をあきらめて現状に戻る」
っていう道も選べちゃうんだよね。
ココロ:
あ〜あるある。
それって、ちょっと安心できるけど…
前に進んでないよね…。
アキ:
そのとおり。だからこそ、
-
自分が本当に望む目標を持ち続けること
-
それを応援してくれる「見守り役」=メンターを持つこと
この2つが欠かせないんだ。
●気付いた!その時にメンターを活用すること
目標を持てば、不協和に陥る。
それは、エネルギーへと変換するが
目標に近づく方向性か
目標から遠のく方向性か
不協和を解消する方向への
ひらめきを得たときに
感動があり、そのひらめきが
建設的な方向へすすんでいけるための
ものかどうかは分らないのです。
▼実際に私が相談を受けた事例で話しますと
その方は、40代女性Aさん。
長年の夢である自分のサロン開業を目標に、
講座で「やると決めた」と宣言。
実際にテナント探しやSNS開設など、
行動が始まり出していた。
「ちょっと話したいことがあって」
と連絡が来る。開口一番、
「昨日、すごく大事な気づきがあったんです!」
と語るAさん。
そのAさんのひらめきの内容は
「今の私にはまだ“整ってない”部分があると気づいたんです。」
「まずは“人間関係”や“自己内省”を深めてから、もっとベストなタイミングで始めたほうがいい気がするんです。」
「だから、今はあえて“やらない”ことを選ぼうと思って…直感的に、そっちが正解だって思ったんです。」
という話でした。
メンターである私は違和感を覚えので
「その選択はAさんの目標に
一番に近づいていくことですか?」
と問いかけたら
Aさんは「えっ...!」
と、しばらく無言になって
「そう言われると違うような・・・」
わたしから
「Aさんは、今どこをみていますか」
と伺うと
Aさんは絞り出すように
「失敗したら怖い」し、
「人にどう思われるか不安」だし、
「まだ始めてはいけないのでは」
と感じてます。とぽつり。
「どんどん進んでいくようで
怖くなってしまってました」
私から
「よく話してくれました。
それは単なる不協和なので
それに負けていては現状維持のまま」
「そして、出来ないかも・・・
それはやったことがないだけの
『気のせい』です。」
開店に向けてまた一歩ずつ前に進めていきましょう!
こんなやりとりがありました。
💬
アキのまとめ
目標は、人生の地図における“目的地”。
不安や迷いがあっても、
それは「変わろうとしている証拠」。
目標に向かう旅の中で、
あなた自身が本当に望む生き方が見えてきます。
そんなあなたにお勧めです。
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