自分のことを自分が一番知らない?
私たちにその自覚はないのですが、
実は自分のことを自分が一番知らない
という現実があります。
■本当にわずかな情報しか受け取っていない
私たちは、日々膨大な情報に触れて生活して
いますが、その全てを受け取ることは
脳のキャパ上、出来ません。
その量は降り注がれる情報量のわずか
200万分の1%のみだというのです。
それは,広島-東京の距離が680km
であるのに対して、わずか3.4cm
という長さに相当します。
どれだけ、かたよったものだけを
受け取り、それが全てだと錯覚して
いるのかがよく分るでしょう。
■何を基準に情報を選別しているのか
では、何を基準にその判断をしているのか?
人は幼いときからの記憶をベースにして
思い込みを形成していきます。
これがいわゆる「思考特性」と呼ばれる
ものであり、習慣で作られるものですから
無意識に使ってしまう考え方となるため
自身で自覚できないものです。
そして、その思い込みに
合致する情報をキャッチし、
合致しない情報は受け取らない
そのように働きます。
その判断を一瞬のうちに
おこなってしまうため
自分が体験することは自分の思考特性
によるものと気付かないのです。
■外のことに囚われてしまう
私たちが体験していることは
自らの「思考特性」により選別した情報を
片寄った状態で制限し,受け取り、
それを全てと勘違いしている。
しかし、見える世界のことに囚われ
見えない自分の内面について考える
という視点は持てない。
自分の内面というのは97%が
無意識の世界であるため、そこを意識する
ことは難しいのだ。
ゆえに、自分のことは自分が分っていない
と言われるわけである。
しかし、それで流していては
現実は変わらないのだ。
■自分を知るということ
自分を知るカギは自らの感情にある。
感情がわき上がってきたときに
なぜそれが出てきたのか
それにアクセスするのだ。
どのような思い込みを持っているのか?
どのような未来を想定しているのか?
何を恐れているのか?など
過去から作られてきた間違った考え方で
自分の人生を作っていくから
まず、自己認知から始めないといけない。
そして、その思い込みを整えていくことが
必要になってくるのです。
意識できない領域を修正する必要があるから
自分の無意識を捉えるメンターの存在が必要
であることが理解いただけるのではないでしょうか?
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