目標を設定すれば不協和が生じる。
■なぜ不協和が起きるのか
人は慣れたことを選択したい。
慣れないことをすれば、
脳はたくさんエネルギーを使う。
エネルギーを使えば、空腹になる。
食べ物にありつけないと餓死する。
飽食の時代と言われるのは
人間の歴史からすると最近のことで
大半は飢えとの戦いであった。
そのDNAの記憶というべきものが
私たちの中にあるのです。
だから、慣れない新しいところに
足を踏み入れることは恐怖でしか
ないのです。
しかし、人間には無意識に支配されず
希望を持ったり、考えたりできる
英知ともいうべき3%の顕在意識を
手に入れました。
ゆえに、その葛藤から不協和が起こるのです。
■人生を拡大させるためには不協和が必要
できれば、慣れた心騒がない選択をしたい
という心の97%を占める潜在意識の願いに
合せると、楽ですが進歩はありません。
人間の心の根底の部分には「生命の本質」
という向上心で満ちたものがあります。
それは出そうと思って出せるものでは
なく、湧き上がってくる思いです。
良くなりたい!
その思いは止められないのです。
そこで現れるのが、先述の不協和です。
慣れないことを慣れた状態まで持って
いけば、不協和状態は協和状態に
なり、安心を手に入れます。
良くなりたいと思うから不協和は
発生するのだから、それが人生拡大には
必要なことなのだと理解してください。
■どうやって不協和をなくすか
どうするかというとまず、
不協和状態は困ったことではない
ということ。
むしろ、いい状態と理解しよう。
不協和状態の時は、そこから抜け出し
たくて、脳はとても活性化していて
そのためのアンテナが立ち感度よく
情報を集めようとしています。
注意したいのは、不協和状態の克服
方法が大きく2つあり、
*できないことをできるようになって安心を手に入れる
*目標を取り下げて安心する
この2つです。
どちらに向いて、アンテナを立てて
情報をキャッチしようとしているか
これは無意識の心の使い方になるので
本人が自覚できていないことが
ほとんどです。
いずれにせよ、いいアイデアが
ひらめいたときには大きな感動が
あります。
その感動と共に突っ走りたく
なりますが、何に対してひらめいたのか
それによって、結果は大きくちがいます。
よくあることですが、
目標に行くのが大変で自分には無理だ
と思い込んでいれば、目標に向かわない
もっともらしい言い訳をひらめくこと
でしょう。
しかし、本人にはすぐに理解できて
いないことが多々あるのです。
こんな時に、自分の目標を共有して
くれているメンターがいて、
そのひらめきを確認することが
できれば、それは目標に届くことか?
とチェックされますので、その答え
を出した本人の本音の確認と整理を
して、無理だと思っている根拠を
見ていけば、「気のせい」のことに
囚われている自分を知り、改めて
目標に向かうことができるのです。
■不協和の中に身を置き続ける
そういうメンターを持つことが
出来れば、常に目標を高みにおいて
人生を拡大させていくことができます。
不協和とは不安や恐れの感情や
生理的な反応(眠気・腹痛など)が
でますが、それそのものは「苦」
ではありません。
できないことをできるようにしよう
としているだけです。
悩みなんてありません!
と言っているようでは、現状維持の
無意識に取り込まれている
状態だともいえるでしょう。
メンターと共に、あこがれる目標
をもってチャレンジしていく人生にしませんか。
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