目標を設定すれば不協和が生じる。

(オフィスの休憩スペースにて)

ココロ
「うーん、目標を立てたのに…どうしても行動に移せないんですよね。やる気が出ないっていうか…。」

アキ
「ココロさん、それって“認識の不協和”が起きてるサインかもしれないわね。」

ココロ
「にんしきの…ふきょうわ?」

ソウ
「うん。“不協和”っていうのは、脳が『慣れてないこと』を避けようとするときに感じる違和感のことだよ。実は、僕たちの脳は“慣れたこと”を続けたがる構造になっているんだ。」


■ 脳は“変化”を嫌う

ソウ
「脳は新しいことに挑戦すると大量のエネルギーを使う。昔の人間にとって、それは“空腹=命の危機”を意味していた。だから脳は変化を本能的に嫌うんだ。」

アキ
「でも、私たちには進化の過程で“希望”を描く力、つまり“3%の顕在意識”が備わったの。だからこそ、成長しようとすると葛藤が起きるのよね。」

ココロ
「つまり…脳の本能と希望のあいだで揺れてるってことですか?」


■ 不協和は“成長のサイン”

アキ
「そう。不協和は“成長の入口”なの。」

ソウ
「不協和を感じるのは、現状の自分ではまだ到達できない目標を掲げているから。でも、それを“できる自分”に近づけると、不協和はやがて協和になる。」

ココロ(前向きに)
「なるほど…不協和って悪いものじゃないんですね。」


■ 2つの選択肢

アキ
「不協和を感じたとき、人には2つの選択肢があるの。」

ソウ
「1つは、“できないことをできるようにして目標に向かう”こと。もう1つは、“目標を取り下げて現状に戻る”こと。」

ココロ
「えっ…後者って、無意識に選んじゃいそうです。」

ソウ
「そうなんだ。だからこそ、メンターの存在が大切になる。メンターは、メンティーの目標を共有し、その選択が“前進か後退か”を一緒に見極めてくれる存在なんだよ。」


■ ひらめきにも要注意

アキ
「注意したいのは、ひらめいたアイデアが“前進のため”とは限らないってこと。」

ソウ
「そのアイデアが“逃げ”なのか“突破”なのか。メンターがいれば、そこを確認しながら軌道修正できる。」

ココロ
「ひとりだと、自分の思い込みに気づけないことって…たくさんありますもんね。」


■ “不協和”を生きる

アキ
「だからこそ、不協和の中にあえて身を置く覚悟が必要なの。」

ソウ
「不安や恐れ、体の反応があっても、それは“成長の兆し”。悩みがない=現状維持に取り込まれてる証拠かもしれない。」

ココロ
「私、目標に向かって進みたいです。だから、メンターと一緒に“あこがれる未来”を目指します!」

不協和状態は必要と理解する


🧭 最後に

ソウ
「不協和は、“なりたい自分”へ近づいている証拠。だからこそ、メンターと共にそのプロセスを歩んでいこう。」


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